鈴木工務店がつくる家

国産材の無垢材と自然素材を使って、手刻みでぬくもりのある木の家を作ります。工法は、木をもっともよく活かすことのできる、昔ながらの伝統構法。接合金物を使わず、木と木を組み合わせ、木でとめる「木組み」で、長持ちする家の構造をつくりあげます。

鈴木工務店が得意とするのは「木を活かすこと」。自然な無垢材は、集成材や合板とちがって、一本一本にクセや表情があります。それを見抜いて、全体として構造的にも意匠的にもバランスの取れた用い方をすることを第一と考えます。丸太梁や太鼓梁なども効果的に使いながら、木が見え、木の香りがする、のびのびとした自然な空間をつくります。

施工例をご覧いただければ分かりますが、使っている技術は伝統構法であっても、作る空間はいわゆる「和風」ではなく、シンプルでモダンで、ナチュラル。木組みの家は、現代の住宅以上に長持ちするからこそ、年月を経ても飽きが来ず、時間とともに味わいが増し、愛着をもって住み継がれていくような家づくりを心がけています。

木組みの軸組で作ってあれば、将来、ライフスタイルや家族構成の変化にともなって増改築をすることになっても、間取り変更が容易です。万一解体することになっても、材は再利用ができますし、木以外も自然素材なので、埋め立て処理をしなければならない産業廃棄物を出すこともなく、最終的に土に還ります。

長寿命の家は、時に応じて適切なメンテナンスをすることも必要になります。鈴木工務店は竣工後も長いお付き合いすることをモットーとしており、引き渡し後の維持管理や改修などにも、親身に対応いたします。初代が建てた家を、何十年か後に改修するというような世代を越えたおつきあいをさせていただいている例も数多くあります。

家づくりを通じて、みなさまとの末永い、信頼関係を築いていくことを、心から願っています。

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建築的な特徴

工法手刻みによる木組みの伝統構法
構造材国産のヒノキ、マツ、スギ、クリなど。防腐処理はしない。天然乾燥材または低温乾燥材利用。一部、水中貯木乾燥材も
内装漆喰、珪藻土、スギ板、和紙クロスなどの自然素材
外壁スギ板張り押縁仕上げ、漆喰仕上げなど
杉の厚板など、無垢材のフローリング
屋根瓦屋根、通気層を設けたガリバリウム屋根
断熱材杉樹皮をコーンスターチでかためたフォレストボード、ペットボトル再利用のパーフェクトバリアなど、自然系、再生系
暖房輻射系、蓄熱系暖房の薪ストーブやペチカを推奨
建具主に、建具屋がつくる木製建具
家具キッチン、収納棚など、大工手づくりの無垢材家具も製作
塗料使う場合には、ベンガラ、松煙、亜麻仁油などの自然塗料