よくある質問

時間と費用は、どれくらいかかりますか?

photo_faq_1工事期間については、基本的には手刻みなので、いわゆるプレハブ工法やプレカットの木造軸組工法よりは長くなりがちです。お客様の希望をうかがいながら、丁寧に仕事を進めているので、メーカー住宅のように仕様に沿って決められたものではない、完全にオーダーメイドの家づくりを実現しています。
費用としては、使用する材料や、建物の規模、構造によってに大きく変わるので一概にはいえませんが、施主様の意向を聴きながら無駄を抑え、少しでもコストを抑える努力をしています。おおよその目安としては、新築住宅で、シンプルなものの場合、坪80万ぐらいからで建てられる場合が多いです。

木の家で、あらかじめ知っておいて欲しいこととは何ですか?

photo_faq_2無垢の木は生きているので「動きます」。完成後にも乾燥が進んで「割れ」「隙間」「ズレ」が生じることは正常なことです。夜、寝ている時に、乾燥割れに伴う音がして、びっくりされる方もいます。こういったことは自然素材を使う場合には避けられないことなのですが、日常生活や安全性には何ら問題なく、逆に梅雨時などは湿気を吸って、心地よい室内環境をつくる助けになります。こういったことも含めて「木の家に住む喜び」として、とらえていただけたらと考えています。

木の家は健康によいと聞きましたが

photo_faq_3鈴木工務店では、合板や集成材の使用は極力避け、本物の自然素材を採用するように努めています。そうすることで、シックハウス症候群の原因となる物質をかなり抑えることができ、化学物質が原因のシックハウス症候群にはなりにくくて、安心です。
無垢の木の床や漆喰や珪藻土の壁 ウールの断熱材等、自然素材の中で暮らす感覚的な心地よさが、精神的な健康にもつながっていきます。お子さんがいるご家族には、特におすすめです。

耐震性・耐久性についてはどうですか?

photo_faq_4金物を極力使わず、刻みをいれた木と木をパズルのようにしっかりと組み合わせて家の基本構造をつくっています。大きな地震がきても、接合部がはずれるようなことは、めったになく、「貫」という水平材と土壁の組み合わせは、何百年に一度という超巨大地震がきても、完全に倒壊せずに持ちこたえ、建物の内部に生存空間を確保するように働きます。
木は耐久性のある素材なので、きちんとつくられた木の家が100年以上持つことは、珍しくありません。現存する世界最古の木造建築である、法隆寺の西院伽藍は、築1400年といわれています。鈴木工務店は「後世に残したい」という気持ちになる美しい建物を、耐久性を兼ね備えた確かな技術で建てることを得意としています。

木の家は省エネ・省資源ですか?

photo_faq_5地産地消という言葉があります。その土地で採れたものを、その土地で使うことが、余計な物流エネルギーを必要とせず、地域の産業を育成し、気候風土にあった無理のない暮らしにつながるという考え方です。家づくりもまったく同じ。
県産・国産材を使用する事により輸送時のエネルギー消費を抑え、日本の気候風土にあった、長持ちする家をつくることができます。
改築工事などではまだまだ使える材料はできる限り使うようにしています。そのことが、廃棄物の削減と、コスト削減につながっています。

暑さ、寒さ対策はどうなっていますか?

photo_faq_6エネルギー問題にもつながりますが、少しでもランニングコストを抑えて夏も冬も快適に過ごしてもらえる様に、できる限りの工夫と丁寧な断熱材の施工を心がけています。
深い軒、夏に室内を風が通りぬけるプラン、二重外壁、屋根に設けた通気層、断熱材としてフォレストボード(杉皮を粉砕し固めたもの)の使用といった工夫をしています。モデルハウスに来ていただければ過ごしやすさが実感できると思います。お気軽にどうぞ。

水中貯木乾燥について教えてください

photo_faq_7「水中なのになぜ乾燥?」と不思議な感じがすると思います。「水中貯木乾燥」とは、山から伐った木を、いったん水につけることで、乾燥の邪魔をする樹液を抜き、その後、水から引き上げて、天日でじっくり乾燥させる方法です。実は、昔はよくやられていた乾燥方法で、火事が多かった江戸の木場では、木材の保管場所として、海や川を通じて運ばれた木がたくさん水に浮いていたそうです。
鈴木工務店では、水中貯木乾燥を山梨で実現するために、使われなくなった田んぼを利用して貯水池をつくりました。貯水池と乾燥中の材料がおいてあるところはいつでも見学可能です。
樹種は八ヶ岳の良質な赤松がメイン。特に赤松は「青」といって内部にカビが発生しやすいですが、水中乾燥する事により「青」の発生が限りなく抑えられます。すぐ使える十分に乾燥したものが約50本。同業者にも譲る事が可能です。