蓼科のペチカのある家

ペチカのある森の中の家。八ヶ岳のアカマツを曲がり梁に使用しています。キッチンは、ミズナラを使用した手造り。玄関床は石と柱を加工した時に出た破材を敷き詰めました。キッチン以外には石膏ボードを一切使わず、スギ皮を粉砕し固めた自然素材の断熱材「フォレストボード」を採用しました。

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高所にあるテラスへは玄関脇の階段から直接アプローチできるようになっています。

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テラスは高低差のある敷地の形状を利用して、床のレベルより一段低くし、室内からの眺望を妨げないように配慮しました。大きめのテラスなので、いろんな楽しみかたができそうです。

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南面外壁はスギ板と漆喰で仕上げ、ぬくもりのある質感とデザインにしています。

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建物全景:軒の深い切妻屋根は、積雪時でも快適な建物へのアプローチを可能とするでしょう。
さらに雨から建物本体を守るので、家が長寿命になります。

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栗材のみで仕上げられた庇は、職人のこだわりが感じられます。

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玄関土間部分には表面を荒らした御影石と、柱の加工の際に出た木端を敷き詰めました。

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リビングの吹き抜けには、八ヶ岳のふもとで水中貯木乾燥させたアカマツを使用。欄間にはクリの一枚板を使いました。

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和室の照明には、ヒノキの丸太を製材した時に出た端材を使用しています。

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この家の建具を手掛けた、有賀建具さんが作成した「ついたて」。すべて樹種の異なる板がはめ込まれています。

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左官職人制作のペチカ。蓄熱型の暖房で、必要な薪の量が少なく済むのが特徴です。冬の長い蓼科には心強い存在と言えるでしょう。

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洗面・脱衣室:洗面ボウルはこの家の施主が特注した陶芸家によるもの。壁板は水回りに強い木曽産のヒノキを使いました。

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廊下の照明:この家の照明には、施主自らが収集したこだわりの照明が、数多く使われています。

工事内容:新築
用途:住居
竣工:2011.6.1
場所:長野県茅野市/蓼科
延床面積:80.60㎡(24坪)
竣工時の家族構成:夫婦2人
規模:木造平屋建てロフト付き
構造:木造在来工法
暖房機器:左官職人制作ペチカ+ガス熱源セントラルヒーター
キッチン:楢使用オリジナルキッチン
建具:国産木製建具、アルミサッシ
家具:オリジナル
土台:国産無垢 クリ
柱:国産無垢 ヒノキ
梁:国産無垢 ヒノキ
大黒柱:国産無垢 ヒノキ
断熱材:パーフェクトバリアー100mm
屋根:ガルバニウム鋼板 横葺き
外壁:国産無垢 スギ15mm
1階床:国産無垢 スギ40mm
R階床:国産無垢 スギ40mm
内壁:漆喰塗り フォレストボード25mmの上漆喰塗り
建具:国産無垢 スギ
階段:国産無垢 ヒノキ、ナラ、サクラ、タモ、その他
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