屋根を長年支えていた梁を、解体してきれいに洗浄し、美しく整えて、再び同じ場所に架けました。

梁上に設けた照明ボックスからは、部屋全体を包み込むような光があふれます。

シナべニアとスギ板と古材の美しい組み合わせ。

甲州街道、台ヶ原宿には、古いお蔵などの建築物が今でも数多く残っており、
キッチンにいてもその雰囲気を感じることができます。

高い吹き抜けが気持ちの良いダイニングキッチン。
決して日当たりや風通しがいいとは言えない立地ですが、それを感じさせない空間になるよう設計しました。

天井高さを2.2mと低めにして、落ち着きのある和室にしてあります。
壁には珪藻土壁紙を張り、見切り棒を廻すことで、継ぎ目がなく、メンテナンスも容易にできるように工夫してあります。

和室から見たダイニングキッチン。14坪のこじんまりとした空間に、トイレ、浴室などの水回りを全て入れることで、
寒さの厳しい白州の地でも暖かく快適な生活ができるようになりました。